茂木健一郎著『ひらめき脳』(新潮新書)

ひらめき脳 (新潮新書)
セレンディピティ」という考え方を初めて読んだ。いわゆる「思わぬ幸運に偶然出会う能力」である。この思いは修士論文執筆中にずいぶんと感じたが、JRの普通列車に乗車して妄想にふけっている時など、突如として感じる不思議な力だ。ひらめきだった。ただ、これは偶然ということではなく、おそらく今までの考えや記憶が脳の中でつながったのだと思っている。