図書館から借りて読んでいます Vol.58

 雨宮隆太・橋逸郎共著『はじめての呼吸法』(ベースボール・マガジン社
はじめての呼吸法

2ページ まえがきより
子どものころ箸の使い方を習ったことはあっても、呼吸のしかたを教わることはまずないだろう。だいたい習わなければ呼吸ができないようでは、赤ん坊は産声も上げることができない。
呼吸法は呼吸のしかたを練習することであるが、知らなくたってまったく人生に支障のない技術である。がしかし、知っていればけつこう人生の役に立つ技術でもある。呼吸法がどのようなことに役立つか、それは身体に関することすべてと思って間違いない。健康とか、動き(スポーツ)とか、武道とか……、身体に関することすべてに呼吸は関係している。その関係のしかたを学び、良き道具として使えるように練習するこ
と。それが呼吸法である。呼吸法と聞くとなにやら高尚なイメージが漂うがなにも難しく考える必要はない。なぜならば呼吸には"l吸う”“吐く,,“止める,,の3パターンしかないわけ
だから。ただし「なぜこうなるのか?」ということを知っているのと知らないのでは得られる効果が違う。本書の内容はこれから呼吸法に入門しようとするひとに知ってもらいたい「なぜこうなるのか?」ということを主に構成きれている。ただし、本書に書いてあることすべてを実践する必要はない。状況に応じて必要な部分を取り出していただくだけでけつこう役立つはずだ。呼吸法はそれだけで完結するものではなくあくまでもわき役である。主役はあなたがやりたいこと……、健康法やスポーツ、武術など……、それさえ理解していれば、呼吸法に興味のある方にとって本書の内容は康で快適でお得な生活を楽しむ近道となること請けいである。